【堺市でエクステリア一筋20年】エクステリア職人として一人前!カーポートの施工を一人でやる方法

エクステリア施工カーポートを一人で施工する

いつもお世話になっております。
大阪府堺エクステリア施工専門の株式会社坂田技巧です。

今回は、カーポートの梁を一人で施工する方法をご紹介します。

エクステリア職人でも、やり方がわからないと一人ではできない仕事のため、2人で作業するのがほとんどです。

1. 柱を養生する

カーポート左右柱の表示

まずは、向かって左側。
フリーになっている柱を養生テープで養生します。

※養生する意味は、柱を傷付けないため。

カーポート柱の養生方法
カーポートの柱を養生しています

2. 柱を立てて固定する

養生した柱を、ベルトもしくはロープでもいいので脚立に仮固定します。

左側の柱は脚立に仮固定してるだけなので、天端(上側)はいくらでも動かし、
微調整ができる状態です。

ちなみに、反対側の右の柱はジャッジメントと言われる『速乾のセメント』で
固められているため、微調整はできません。

3. 梁を入れる準備をする

別の脚立を左右の柱の間に持っていき、梁を持ちながら、1段1段慎重に脚立を登り脚立にまたがります。

脚立を左右柱の真ん中に持っていきます
カーポート梁を運ぶ様子
脚立を登りますが、安全第一です
カーポート梁を片方ずつ入れる様子
左側からはめ込んでいきます

次に、左のフリーの柱(脚立で仮固定している側)に5㎝ほど梁をはめ込ませ、反対側(セメントで固定した側)の柱にも5㎝ほどはめ込んでいきます。

この状態までくれば、全部はまり込んでいなくても柱が倒れる心配はありません。
柱の位置がよければ、この状態で根元まではめ込むことができます。

カーポート梁を左側から入れる
左側が入れば次は右です
カーポート梁を右側も入れる
左右どちらも入りました


今回は、1発で入りました。

1発で入るのも熟練の職人ならではですね!!

4. 根元まではいっていなければ?

もし、根元まで入らない場合。
左側の柱は、セメントで固定しないので微調整していきます。

まず、仮固定として使用していた脚立を外します。
その後、柱を揺らしたり、持ち上げてみたりしながら根元まで入るのを確認し、
左右両側が根元まで入っていれば完了です。

カーポート梁が入らない場合の対処
微調整の様子

これが、1でのワイドカーポートの梁の入れ方です。

知らない人からすれば、「よく1人でできるねー!」と言われる代表的なお仕事ですが、これができて、初めて1人前の職人と言われます。

坂田技巧では、職人を育成し後世に伝えていくために、
YouTube動画などを使い、教育にチカラを入れています。

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