三重県でエクステリアと外構工事|120坪の土地を大改造

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いつもお世話になっております。
大阪府堺市エクステリア施工専門の株式会社坂田技巧です。

今回は、三重県鈴鹿市まで大掛かりな長期の施工にきております。
ちなみに、大まかな施工内容は以下

  • コンパネや不用品の撤去
  • 土間打ち(下地づくり含む)
  • 木樹脂フェンス(両側)
  • 門扉
  • カーポートワイド
  • バーゴラ
  • 玄関アプローチ(ライト付き)
  • 宅配ボックス
  • 人工芝
  • 水道柱

【 目次 】

  1. 施工前の状態
  2. RCコンクリート再生材で路盤工事
  3. 着々と進めていきます
  4. お客様を困らせないために

施工前の状態

元々、店舗を構えており取り壊した状態のままでした。
入口から玄関まで、コンパネの上を歩いて渡っている状態で、工事をするためには、まずは不要品の撤去から始める必要がありました。

掃除前の状態
当初の状態

約120坪の土地をきれいにするのはかなり時間がかかりました。
※120坪のイメージとして
25mプール1つ分・テニスコート2面分です。
学校のプール掃除を思い出して頂くとわかりやすいと思いますが、25mプールを掃除するだけでもかなり大変ではなかったですか?
今回、工事の人員は外構屋さんを入れて5人でしたので、なかなかのボリュームでした。

土地を掃除した後の状態
200坪の土地を掃除した状態

RCコンクリート再生材で路盤工事

お客様のご要望では、玄関から道路に向けて『2%』の勾配を付けて欲しいとのことでした。
しかし、元の地盤は、水平に土がありました。

勾配を付ける前の状態
水平状態の土地

2%の勾配を付けるためには、基礎からの水平を作る必要があります。
水糸の張り方や使い方については割愛しますが、120坪の土地に水糸で基礎からの水平を作っていきました。

水糸の写真

引用:水糸の張り方 結び方や便利な使い方
https://diy-ie.com/ch-mizuito.html

次に、土間打ちのために『RC』というコンクリート再生材の土をいれて下地を作ります。

RC再生コンクリートを使用

※RC(コンクリート再生材)とは

再生クラッシャラン(リサイクルクラッシャラン=RC)と呼びます。
解体工事、土木建設現場などから出る産業廃棄物のアスファルトコンクリート、
セメントコンクリート、レンガ等を破砕し粒度調整したリサイクル材のことで、「破砕」「分級」し、「鉄筋等異物」を取り除いたのち、再度建築土木用資材として循環利用することです。

引用:再生砕石(リサイクル砕石)って?
http://willcon.rgr.jp/rc-40/about.html

当初、建材屋から無料で頂けるRCを予定していましたが、石がおおく粘土混じりで状態があまりよくないものだったため、急遽、RCを購入しにいくことに…。

土間打ちの下地完了

120坪の土地を満たすためには、2トンダンプで20回も運送が必要で、子方と変わりながら、なんとか1日で運搬を終えることができました。
ちなみに、この下地を作る作業が終わらないとエクステリア工事を進めることができません。

着々と進めていきます

下地が完成したので、エクステリア工事と外構工事に分かれて進めていきます。

下地完成の状態

エクステリア工事

  • 木樹脂フェンスの支柱(両側)
  • パーゴラ本体の設置
  • 門扉
  • オーバードア
  • カーポートワイド

外構工事

  • 小型振動ローラー(ロードローラー)で転圧をかける
  • 水道栓の設置(配管も含む)
  • 人工芝の下地作り
木樹脂フェンスの柱を立てる
パーゴラ本体の設置
門扉の柱を立てる
オーバードアの柱を立てる
各種柱の設置

人工芝の部分ですが、ロードローラーで転圧をかけました。

ロードローラーで転圧をかける

※転圧とは
アスファルト混合物や粒子同士を密着させてより強度を高くすることです。

引用:転圧とは?目的や転圧機の種類について解説!
https://biz-ken.com/magazine/3843/

転圧をかけないと、アスファルトの中に余分な水分や空気が入り込んでしまい、強度が弱くなり、耐久性がなくなってしまい、のちに、コンクリートのひび割れやへこみにもつながってきます。

お客様を困らせないために

余談ですが、なぜ粘土が多いとだめなのか?
簡単に説明すると、粘土質は粘り気があり隙間が多いため圧力がかかると空隙内の水分や空気が外に出るため変形しやすい性質があるためです。

コンクリートにクラックが入る
コンクリートにクラック(ヒビ)が入る

時間が経つにつれ粘土質が変化し、コンクリートが割れる、一部分だけが凹むこともあります。そうなった場合、一番、被害を受けるのは『お客様』です。
お客様との信頼にもヒビを入れないために、今回は特に、慎重かつ絶対にヒビなどが発生しないようにしたかったのです。

そういった、お客様の立場になって施工する・できる・考えることも職人には必要なことであると、子方さんには教えていき『未来を担う職人』を育成していきたいと思います。

引き続き、施工現場の様子など投稿していきますので、
これからも、坂田技巧をよろしくお願いいたします。

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